WATCHCRAFT JAPAN
DAIZOH MAKIHARA
時計製作について
【部品仕上げ(アンクル受け)】
部品仕上げには、数多くの工具を使用し、時間と手間をかけ、一つずつ丁寧に仕上げていきます
ヤスリがけでは、部品の形などが変わってしまう恐れなどもあるため慎重に作業しなければならず、たくさんの時間を必要とします
時計部品のアンクル受けのネジ留め部、穴石周りを専用の工具で掘り下げていきます
穴石周りにアクセントをつけ、ルビーの石を美しく見せるために施します
最終的に鏡面に輝かせることで時計の価値や存在感をより一層高めていきます
部品周りなどを面取りすることを考慮し適したサイズで掘り下げていきます
対となる穴も同じ大きさになるよう注意しなければなりません
専用の治具を使い部品の側面をヘアライン加工を施していきます
通常部品は生産時、接続部分や切削跡が残るため側面仕上げを施さなければ綺麗な仕上げにはなりません
ヘアライン加工を施すことにより後の面取り加工の美しさにつながりますので重要な作業となります
側面仕上げが終わると、ヤスリを使い面取りを施していきます
非常に時間と手間がかかりますが、時計の価値を決める大事な行程で慎重に作業します
ヤスリから順にエメリースティック(#600, #800, #1000, #1500, #2000, #4000, #6000, #8000 )と仕上げていき、超硬の磨き棒を用いて艶出し仕上げをしていきます
アンクル受けのネジ留め周り、穴石周りを鏡面に磨いていきます
専用の治具を用いて弓を上下に動かしながら仕上げていきます
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